2015年1月2日金曜日

1年経過

 激痛と嘔吐で「死ぬんじゃないか」と思った昨年の元旦から1年が経ちました。
 退院後も、体の深いところで感じる、痛みというか、不快感がしばらく取れず、「体にメスを入れると、切る前と同じというわけにはいかないんだな」と感じました。
 ただ「腫瘍を取ってしまえば、体を動かすのに何の支障もないはす」そう思い、自分なりにリハビリの1年を過ごしてきました。
 術後、退院の日を待ちながら、院内の売店で見つけた本を片手にヨガをはじめ、退院後はウォーキング。ウォーキングも徐々に強度を上げていったら面白くて、大会にも出てみました。
 その頃には無理なくランニングができるようになっていて、痛みが出る前よりも走ることが楽しくなっていました。
 ロードバイクも再開。100キロ程度のライドを、シーズンで3回はやったと思います。
 仲間とマウンテンバイクの耐久レースにも出て楽しみました。
 腫瘍ができてからの様々な不快症状の中で、最後の最後まで残った、身体の奥の方で感じる軽い痛みは「咳をするだけで痛い」だったのが「くしゃみの時は痛む」へ、そして「跳躍すると少し痛む」が今や「ほとんど感じない」へ。
 「時間の経過によって回復した」のは大きいのだろうと思いますが、身体を緩め、温め、色々な方法で動かしたのも良かったのではないか、と思っています。
 雪が降り、クロスカントリー・スキーに乗り始めましたが、驚いたのは股関節の可動域が広がったこと。手術する前は、脱臼しそうな感覚のせいでできなかった動きが、出来るようになりました。
 「腫瘍を取ってしまえば、体を動かすのに何の支障もない」それどころか、以前より良い感じすら持つことが出来ました。
 ものは考えよう、気の持ちようです。
 来週、通院しMRIを撮って1年後検診です。
 何もなければ来年の2年後検診をもって一件落着の予定。
 入院にかかった費用は約20万円。(通院にかかった費用を除く)
 経過良好であれば、このブログはこれにて終了です。
 神経鞘腫と診断を受けた方、病名がはっきりせず不安な方、家族の健康を気遣っている方、皆さんに良い道が切り開かれますように。

 2015/1/2
 

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