2014年7月13日日曜日

0度の一週間

私の腫瘍は胸椎12番から腰椎1番にかけてくっついていました。手術方法は背中側から脊椎に穴を開け、その中を通っている脊髄神経から、顕微鏡を使って腫瘍を剥がすというもの。背骨を触るとボコボコと骨の凹凸を感じると思いますが、その厚みが邪魔になるので切り取ってしまいました。今触っても骨のないのが分かります。無くても支障が無いとのことでした。術前説明の時、背骨の中に指を入れちゃえそうで、ビビりましたが、実際そんなことはありません。塞がっています。脊椎に穴を開けたことで注意しなくてはならなかったのは、穴に指が入るかどうかではなく、髄液が漏れることでした。手術中に流れ出るのはもちろん、術後にどれだけ出るかで、目眩などの症状が出たり、回復が順調に進むかが左右されます。そのため術後一週間はベッド上絶対安静。ベッドの角度は0度。動いたら髄液の滲出するからです。腫瘍を取り出した傷口からはドレーンチューブが出ており、にじみ出た髄液がどのくらいか、ビニールバックに集められていきます。この髄液が出なくなったら、起き上がり、立ち歩く許可が出るのです。それまでは食事もはい便も清拭も全てベッド上。はじめの3日は体位交換も看護師に頼まねばならず、本当に苦しかった‥。かんちょうをしたので1週間は排便なしでいけるか?と思いきや4日後には便意を感じ、寝たままでは力むにもうまく行かず‥あああ辛かった。

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